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福島事故 東電が詳細資料公表 電源盤が機能喪失福島原子力発電所事故調査・検証委員会(委員長=畑村洋太郎・東京大学名誉教授)の第2回会合(7月8日)に東京電力が提出した資料(=上の表)によると、3月11日午後2時46分の東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響で、約34分後に押し寄せた高さ最大15メートル(遡上高)の海水で、結果的に多くの非常用電源設備や原子炉停止後の残留熱除去系(RHRS)の電源盤などの機器が水没し、その機能を喪失した詳細が明らかとなった。 原子炉6基がある福島第一原子力発電所では、13台ある非常用ディーゼル発電機(DG)のうち、6号機の空冷ディーゼル発電機1台を除いて、本体の水没か電源盤の水没、海水冷却系喪失で、その機能を失っている。 高圧分電盤(メタルクラッド開閉装置=M/C)も常用・非常用共にほとんどのものが機能を失い、使用できなくなった。 さらに受配電機器と変圧器をまとめた配電盤のパワーセンター(P/C)も半分程度が使用できなくなった。 交流電源とは別に、バッテリーの125V直流電源も主母線盤が大きな被害を受けた。 海水系ポンプの電源盤も、福島第二原子力発電所も含め、19基のうち1基を除いて、すべてが津波にやられた。 なお、同表は東京電力の許可を得て転載した。 |
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