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【わが国の原子力発電所運転速報】 8月の設備利用率26.4%に 月総発電量10億kWhを切る原産協会の調べによると、8月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力量96億3236万kWh(対前年同期比62.2%減)、設備利用率は26.4%(同43.8ポイント減)となった。震災の影響に加え、北海道電力泊2号機、東京電力柏崎刈羽1、7号機の定期検査入りに伴う運転停止と、一方で、停止炉の再稼働がないことから、盛夏最電力需要期にもかかわらず、総発電量は100億kWhを切り、設備利用率も2割台にまで落ち込むなど、前例のない低水準に留まった。 8月は、第1回定期検査中となっていた北海道電力泊3号機が、17日に検査を終了し、福島原子力発電所事故発災後、初の営業運転再開となった。同機は、3月7日より調整運転を行っていた。 9月に入って、四国電力伊方1号機が4日、九州電力川内2号機が1日、それぞれ停止期間約2か月、3か月の予定で、定期検査停止となった。これにより、9月7日現在で、運転中の原子力発電プラントは計11基となっている。 電力需給状況の厳しかった今夏だが、8月末から9月始めにかけて、大型で強い勢力の台風12号が日本に上陸し、北海道から四国にかけての広い範囲で被害が発生した。この台風の影響により、関西電力がまとめたところによると、7日現在、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、福井、三重の各府県の総停電数は19万軒にも上った。 電気事業連合会では9月より、「Enelog〜これからのエネルギーについて考えたい」を創刊(隔月発行)。ウェブサイト(http://www.fepc.or.jp/library/publication/pamphlet/pdf/Enelog_01.pdf)で見ることができる。 |
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