原災廃棄物の中間貯蔵強調 細野原発相

細野豪志・原発担当相は27日の衆院予算委員会で、福島原子力事故に伴う放射性物質で汚染した瓦礫や土壌を一時集中的に保管する「中間貯蔵施設」について、「10月中には中間貯蔵施設も含め政府の考えを提示したい」と述べ、県内のいくつかの自治体と設置場所について話し合っていることを明らかにした。志位和夫・共産党委員長の質問への答弁。

また、同相は「仮置きの期限をいつまでとするか、それをどこ(最終処分場)に移すのかが問題」と述べ、集中的に保管・管理する「中間貯蔵施設」を造らなければ「大規模な除染を行うことができない」との認識を示した。

菅直人・前首相は、自らの退任直前に福島県を訪れ、佐藤雄平知事に、(1)同県内に汚染廃棄物の中間貯蔵施設を建設する(2)同施設は最終処分場とはしない──との方針を伝えている。


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