秦山U−4号機で燃料を装荷 中国

中国核工業集団公司(CNNC)は10月24日、浙江省の秦山U期原子力発電所で4号機(65万kW、PWR)の燃料装荷を完了したと発表した。

同サイトでは昨年10月に同3号機が営業運転を開始したばかり。4号機についても来年の運開を目指して、初臨界達成段階に入ったとしている。

燃料の装荷は45時間連続で実施した作業の末、23日の朝6時近くに終了した。炉型は秦山T期発電所で自主開発した30万kW級PWRをスケールアップした、第2世代の「CP600(※昨年まではCNPと呼称)」。中国ではこのほか、同型の原子炉が海南島の昌江でも2基、昨年から建設中となっている。

また、秦山T期の拡張工事にあたる方家山原子力発電所建設サイト、および福建省の福清原子力発電所建設サイトでは、これらを100万kW級に拡大した「CP1000」が、それぞれ2基と3基建設されている。


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