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メーカー3社に入札招請 チェコのテメリン3、4号機計画テメリン3、4号機の増設計画を進めているチェコ電力公社(CEZ)は10月31日、これまでの審査で有資格と認めた原子炉メーカー3社に対し、来年7月2日までに入札提案書を提出するよう要請し、詳細な関係事項をまとめた入札招請書を手渡した。 2009年8月に初めて公表されて以来、段階を踏んで慎重に進められている同計画が、いよいよ原子炉技術の本格的な選定段階に入る。13年後半には落札者を決定、契約書への調印を済ませる段取りだ。 同計画では昨年2月、仏アレバ社、ウェスチングハウス(WH)社、およびスコダ社が主導するチェコとロシアの企業連合が、適性証明文書の規定項目をすべて満たした有資格メーカーとして認定された。CEZはその後、同契約に関する様々な側面について、入札前段階の複数回の協議で3社に説明していた。 原子力入札に関する各分野の専門家400人以上が3年2か月を費やしてまとめた入札招請書(=写真)は6000ページに及び、重さは70キログラムに達したという。チェコの公共事業契約における商業上、あるいは技術上の要求事項等が規定されており、原子炉メーカーはこれに従い、9年分の操業に必要な原子燃料付きで2基の原子炉を完全なターン・キー契約で供給することになる。また、入札全体の評価手順や選定基準なども明記されている。 チェコとしては特に、完成原子炉がチェコ国内の原子力規制のみならず、国際原子力機関(IAEA)や西欧原子力規制者協会(WENRA)、および欧州連合(EU)の定めた安全要項を満たすことが重要だと強調。メーカーからの提案設計はメーカーの本国、あるいはEU加盟国で認可を受けたものでなければならないとしている。 |
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