ブルースA1に燃料を再装荷 カナダ・BP社

カナダのブルース・パワー(BP)社は11月23日、約15年間運転を休止していたブルースA原子力発電所1号機(80.5万kW、CANDU炉)への燃料再装荷を開始した。同様の期間、休止していた2号機への燃料再装荷は4か月前に完了、来年にも両炉揃って運転再開されることになった。

燃料の再装荷はカナダ原子力安全委員会(CNSC)の許可に基づくもので、BP社では1体につき22キログラムの燃料集合体5760体を480の燃料チャンネルに装荷する計画だ。

ブルースA原子力発電所では4基のCANDU炉が70年代に営業運転を開始した。しかし、運転実績の低迷に伴う経済性の悪化から、BP社は1990年代にこれら4基すべての運転を休止。2001年から安全性や火災・耐震性を見直すとともに、圧力管や燃料チャンネルの取り替えを含む大がかりな改修工事を実施した。その結果、3、4号機が2003年と04年に相次いで運転を再開している。


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