日立、主要条件で合意 リトアニア原発 今春議会審議へ

リトアニアのエネルギー省は12月23日、ビサギナス原子力発電所建設計画の特権契約について、優先交渉企業である日立製作所と主要な条件に関して合意に達したと発表した。同契約の正式締結に向けて、そこに明記されている基本原則といくつかの条項の内容を双方が了承し、署名したもの。

地域パートナーとして参加するエストニアやラトビアなどとの同様の手続きを経て、リトアニア議会が今春の会期中に同契約内容を検証することになっている。

合意書に署名した特権入札委員会委員長のZ.バイシウネズ・エネルギー省副大臣は「半年間の集中的な協議の末、ようやく中間点に到達した」と評価。

日立および日立ニュークリア・エナジー社は、2020年の完成を目標とする同計画に対して改良型沸騰水型原子炉(ABWR)の提供を提案し、昨年7月には同国から出資を伴う受注優先交渉権を獲得していた。


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