進むストレステスト提出 運開37年の高浜1ほか

関西電力は13日、原子力安全・保安院に、高浜1号機に関する安全性総合評価(ストレステスト)の1次評価結果を提出した。同機は、1974年11月のデビューで、これまでに評価結果が提出されている発電炉では、最も運転歴が長い。

また、東京電力は16日に、柏崎刈羽1、7号機の1次評価結果を保安院に提出した。同所では、中越沖地震を踏まえ、基準地震動が最大2300Galと、大きく設定されているが、今回評価結果では、炉心を対象とした耐震裕度が1号機で1.29、7号機で1.47、津波に対しては、両機とも、設計津波高さの3.3mを大幅に上回る15mの高さまでの浸水対策が確認されている。さらに、緊急安全対策により、両機とも全交流電源喪失および最終ヒートシンク喪失時の注水・除熱機能継続時間が大幅に向上している。

両社いずれのプラントとも、設計を超える事象に対し、安全上重要な施設・機器等は十分な安全裕度が確認されたとしている。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで