海陽1で圧力容器設置に成功 中国

中国の国家核電技術公司(SNPTC)は17日、山東省で建設中だった海陽原子力発電所1号機(PWR、125万kW)の圧力容器設置に成功した。

同国では昨年9月に世界初のウェスチングハウス(WH)社製AP1000となる三門原子力発電所1号機で圧力容器を設置していることから、海陽1号機は世界で2基目のAP1000として、2014年の完成を目指すことになる。

格納容器内への設置のためクレーンで吊り上げられた同炉の圧力容器は重さ282.8トン。三門1号機の圧力容器と同様、韓国の斗山重工業がWH社の設計を元に仕上げて納入した。

第3世代原子炉の技術習得と主要機器を国内生産するための専門機関として設立されたSNPTCは、三門に続いて海陽発電所でも建設作業が機器設置のピーク段階に達したことをアピールしている。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで