新CEOにファーランド氏 WH社

東芝傘下のウェスチングハウス(WH)社はこのほど、同社のA.キャンドリス社長兼最高経営責任者(CEO)が今年3月末付けで退任し、4月からJ.ファーランド米州地域総責任者(=写真)が新社長兼CEOに就任すると発表した。

同社の主力商品である第3世代炉のAP1000が中国で4基建設中であるほか、米国の新設計画でも同設計が昨年末に米原子力規制委員会から改めて設計認証(DC)を取得しており、同社のグルーバルな事業展開を支える組織運営体制強化が目的。また、同社としては初めて最高執行責任者(COO)のポストを設けることとし、現在原子燃料など4事業の総括責任者であるR.ペレツ氏が就任する予定だ。

ファーランド次期社長はニューヨーク州のレンセラー工科大学で原子力工学の学士号、バージニア大学で経営管理学の修士号を取得。ルイジアナ・エナジー・サービス社やデューク・エンジニアリング&サービス社、カロライナ・パワー&ライト社などで戦略事業開発関係の取締役を務めた後、2007年〜10年まではWH社からニューメキシコ州にあるエネルギー持ち株会社の上級副社長を務めていた。

なお、キャンドリス現社長は退任後もシニア・アドバイザーとして同社の経営をサポートする。


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