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福島事故の広報経験を発表 原産、欧州にて原産協会の服部拓也理事長は、ワルシャワで開かれた欧州原子力学会(ENS)主催の原子力広報関係者会議「PIME2012」で講演するためポーランドを訪問した。 服部理事長は滞在中に、トロヤノウスカ原子力委員、ドロジPGE原子力社長など、ポーランド原子力発電導入に関するキーパーソンと会合を持ち、福島事故影響に関する説明を行い、意見交換を行った。また、欧州原子力産業会議(FORATOM)のポンセレ事務局長とも会談し、福島事故を受けて原産協会とFORATOMとが情報交換等での協力関係を作っていくことで合意した。 PIMEの会議は、ENSが原子力関係広報・報道関係者を対象として、原子力広報での経験と資料を共有するために、1988年1月にスイスのモントレーで第1回を開催して以来、毎年冬に開いているもので、今回は、福島事故が原子力界にもたらした課題などを議題として開かれた。 今回の13日の会議で、最初のスピーカーとして服部理事長は、「福島で何が起こったか──何がどのように伝えたられたか──原産協会の経験および私見」と題して講演。主な内容は、(1)情報は海外にどのようにして伝えられたか(2)事故の世論およびエネルギー政策への影響(3)原産協会の情報発信活動(4)学んだ教訓――など。 聴衆からは、「正直・率直で情報量の多いプレゼン」などと高い評価を得た。 |
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