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安心して暮らせる町づくりを 楢葉町復興ビジョン福島第二原子力発電所が立地する福島県楢葉町はこのほど、「楢葉町復興ビジョン」を町民からの意見を反映した形で策定し、3月末までに震災から10年間の復興計画を取りまとめる計画だ。 楢葉町は、約8割が警戒区域に指定され今も全町民が避難生活をしており、放射性物質に汚染された瓦礫などを集中的に貯蔵する「中間貯蔵施設」を双葉郡8町村内に2つ作り、そのうちの1つを同町内に受け入れる考えを国側に伝えている。 同ビジョンでは「地震・津波と原子力災害を克服し、より健康で暮らしやすい、新しい楢葉の礎をつくる」との目標を掲げ、基本理念として(1)安全・安心な生活の再建(2)町民の主体的参画と自立(3)次世代への継承(4)広い視野に立つ復興──を挙げている。 町民へのアンケート調査では、町の復興に希望することとして、複数回答で、(1)子ども・若者が安心して暮らせる町づくり(除染・放射線管理)(2)生活再建への支援(3)災害に強い安心・安全な町づくり(4)雇用の確保・創出(5)天神岬(温泉)やJヴィレッジなど町のシンボルの復興──などの順となっている。 |
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