ガローニャ原発の運転継続を保証 スペイン安全委

スペインの原子力安全委員会(CSN)は2月17日、来年7月に運転認可が切れるサンタマリア・デ・ガローニャ原子力発電所(BWR、46.6万kW)について、それ以降も安全に運転が可能との意見書を産業観光エネルギー省に提出した。

同発電所の運転認可は2009年6月、CSNが2019年まで10年間の延長を認めていたが、同国政府は翌7月、13年までの4年間だけ延長することを承認。同国で初めて、40年以上の稼働が許された原子炉となった。

その後、13年の認可切れまで約1年に迫ったことから、政府は同発電所をそれ以降運転させる際に必要となる技術改善点も含め、改めて同発電所の状態審査をCSNに依頼した。CSNは09年時の更新審査の時と同様、同発電所は様々な安全上および放射線防護上の条件をクリアすることとしたほか、その後に所内で行われたモニタリング、保守点検、管理活動も09年時の条件を満たしている必要があると指摘。その上で、「同発電所の13年以降の運転を阻む要因は見あたらない」と結論付けている。


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