福島県内の環境放射線量変化 11年3月〜

半径20キロメートルの警戒区域や計画的避難区域を除き、継続的に測定できた福島県の主な地点の放射線量を図に示す。その地点に、その日時に1時間留まっていたときの被ばく量を示す。単位は1時間当たりの[μSv]。

事故初期の環境放射線量は放射性ヨウ素131(半減期約8日)の影響が相対的に大きく、事故事象に伴う放出量、放射能を含んだ大気(プルーム)の風向き、運ばれた先の各地点での天候、雨や降雪により、地上に降下した放射性物質による放射線量が大きく異なった。

その後は、事故原発から放出されるセシウム134(半減期約2年)とセシウム137(半減期約30年)の放出量そのものが急激に減少し、各地域に沈着した放射性セシウムも雨水に押し流されたり、半減期による減衰などで、その影響も次第に減少、今年に入ってからは、低位でほとんど変化はない。


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