節電協力で最大電力前年下回る 電事連

電気事業連合会が16日に発表した今冬(12〜2月)の電力需要実績によると、寒気の影響を強く受け、全国的に平年を下回る気温となったものの、会員電力10社合計の最大電力は、2月2日に記録した1億5519万kWで、前年冬季を約200万kW下回った。

一方、日最大電力量は、同日に記録した32億2648万kWh、12〜2月の累計発受電電力量は、2558億kWhで、いずれも前年冬季を下回っており、電事連では、産業界や一般家庭による節電の協力によるものとみている。

また、原子力発電所停止などに伴い、火力燃料消費量が急増しており、12〜2月では、自社火力設備の発電電力量が前年同期比140.5%、重原油の消費量は同296.3%にも上っている。重原油消費量は、2月に限ってみると、昨年の実に約3.5倍となっている。


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