関西電力・大飯3、4号の運転再開へ 枝野経産相が地元に申し入れ 福井県は専門委で独自検証開始

枝野幸男経産相は14日、福井県庁を訪れ、西川一誠知事らと会談し、関西電力の大飯3、4号機に関して、4大臣会合で議論を行ってきた安全性および再起動の必要性について説明し、理解を求めた。

枝野大臣は、西川知事の他、大飯発電所を立地するおおい町の時岡忍町長、田中敏幸・県議会議長とも県庁内で会談を行った。これを受け、福井県の専門委員会は、16日に原子力安全・保安院からの説明聴取、18日には大飯発電所の視察を行うなど、県の立場で安全性に関する評価・検討を開始した。

枝野経産相は17日の閣議後記者会見で、今回の福井県訪問に関し、知事からは、「立地地域が果たしてきたこれまでの努力について、消費地では十分に理解されていない」といった発言があったことを述べた。さらに、「滋賀県、京都府の理解を得ることは福井県、おおい町の理解を得る前提で大変重要」として、近隣府県も含め、丁寧な説明が必要との考えを強調した。


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