経団連が調査 電力供給不安・値上げを憂慮

経団連はこのほど、今後2〜3年の電力供給および電力料金に関する緊急アンケートの結果を公表、電力の供給不安や電力料金の上昇が事業活動に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。

同連合会の会長・副会長会社、審議員会議長・副議長会社、資源・エネルギー対策委員会委員会社153社にアンケートを送付し、4月9日から17日までの間に87社(製造業56社、非製造業31社)が回答した。

電力の供給不安が及ぼす影響について、71.0%が生産を減少または大きく減少させるとし、42.9%が国内設備投資を減少または大きく減少させると回答した。また、27.8%が海外設備投資を増加させるとし、69.6%が収益を減少または大きく減少させると回答した。

電力料金の上昇による影響については、47.3%が生産を減少させるとし、51.7%が国内設備投資を減少または大きく減少させると回答した。33.3%は海外設備投資を増加させるとし、94.7%が収益を減少または大きく減少させると回答した。


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