陽江3で建屋ドームを設置 中国

中国広東核電集団有限公司(CGNPC)は10日、広東省の陽江原子力発電所3号機建設工事で原子炉建屋に丸屋根を設置したと発表した。

吊り込み作業は9日の午前中から76分かけて行われ、高さ約44mの格納容器の上に総重量164トンの屋根を配置。最初のコンクリート打設から数えて19か月という工程目標を達成したもので、土木建築を担当する核工業華興建設有限公司では「モジュール工法を適用するなどの合理化と技術革新の賜だ」と強調している。

同炉は同じサイトで建設中の1、2号機と同じ出力108万kWのPWR(CPR1000)となる予定で、2010年11月に着工した。1、2号機が13年と14年に運開した後、続いて15年に完成する計画になっている。


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