大飯3号機が2日朝に臨界 関西電力

関西電力の大飯発電所3号機(PWR、118万kW)が、1日21時に原子炉を起動、翌2日6時に臨界に達した。11年3月の福島原子力事故発生後、定期検査で停止中の原子炉が再起動するのは、初めてのこと。事故後、初の運転再開となることから、原子力安全・保安院による「特別な監視体制」下で、現地責任者の牧野聖修経済産業副大臣の立会のもと、起動作業が行われた。

4日には蒸気でタービンを回してバランス調整する作業を終了。順調に作業が進めば5日朝7時頃には送電線に並列する予定。出力上昇試験を経て、7月中旬にも定格熱出力一定運転に入る。


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