[原子力産業新聞] 2012年7月12日 第2630号 ＜2面＞

現職・伊藤氏が３選果たす　鹿児島県知事選

任期満了に伴いう鹿児島県知事選挙が大飯原子力発電所の再稼働後の８日に行われ、現職で３選目となる伊藤祐一郎氏（６４歳）が、地方出版社代表で反原発団体事務局長の新人、向原（むこはら）祥隆氏（５５歳）を大差で破り当選した。

伊藤氏は知事８年間の実績を前面に出し、選挙中は原子力問題にはほとんどふれず、向原氏は「脱原発」を全面に出して訴えた。

鹿児島県には九州電力・川内原子力発電所があり、同３号機の増設許可申請が行われた直後に東北地方太平洋沖地震に伴う福島原子力発電所事故が発生している。

投票結果（選管確定）

当　伊藤祐一郎氏　３９万４１７０票

向原祥隆氏　２０万５１８票

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