年間1ミリSvをめざして対策 福島復興再生基本方針 原子力依存脱却へ

政府は13日、福島復興再生基本方針を閣議決定した。

福島の復興・再生については「福島の再生なくして、日本の再生なし」として、国政の最重要課題とし、安全で安心して暮らすことのできる生活環境の実現、地域経済の再生、地域社会の再生を目標に据えた。

また、避難解除等区域の復興及び再生の推進のために政府が着実に実施すべき施策について、生活環境の整備を福島県及び県内市町村等と連携して着実に推進するとした。放射線からの安心・安全を確保するため、長期的な目標として追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となること等を目指した対策、モニタリング、被ばく線量の低減方策の検討立案・評価、食品の放射能検査体制の整備等を明記した。

さらに、福島において原子力に依存しない社会を目指すとの理念を尊重し、単なる復旧にとどまらない先導的な施策を推進することを基本姿勢として掲げている。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで