新月城1が営業運転 韓国の原子力発電所、23基に

韓国水力原子力会社(KHNP)は7月31日、新月城1号機(=写真)(PWR、100万kW)が営業運転を開始したと発表した。同月20日に運開した新古里2号機(PWR、100万kW)に続くもので、同炉により韓国の原子力発電設備は合計23基、2071.6万kW、総発電設備容量に占める割合は25.4%に到達。世界の中では、米国、仏国、日本、ロシアに次ぐ第5位の原子力設備を有する原子力先進国として、着実に開発利用拡大路線を進めつつある。

新月城1号機は新古里2号機と同じく、韓国標準型炉(KSNP)の安全性を強化した「最適化炉(OPR)」。2004年〜17年までの第2次電力需給基本計画に基づき05年10月に着工された。

運開までには建設・試運転で約6年10か月を要したが、昨年12月には燃料を初装荷し、出力上昇段階ごとに試験を実施。安全性と信頼性を確認した後、7月10日に試運転の出力が100%に達した。発電および性能保証テストが行われた後、同月31日付けで原子力安全委員会から使用前検査の最終合格通知を受け取ったとしている。


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