再処理竣工延期で 青森県 知事がコメント

青森県の三村申吾知事は19日、日本原燃の六ヶ所再処理工場のしゅん工時期が12年10月から13年10月に延期となったことを受け、県民の安全・安心を守る立場から、国、事業者の対応状況を厳しく見極めていくとのコメントを発表した。

六ヶ所再処理工場では、08年のガラス流下性低下事象によりガラス溶融炉でのアクティブ試験が中断しているが、8月までに完了した事前確認試験結果を踏まえ、ガラス固化試験を実施できる見通しとなった。

これらに関して、知事コメントでは、「核燃料サイクル政策は、わが国の原子力政策の基本」との認識を示した上、六ヶ所再処理工場については、安全確保を第一義に、当面する課題を着実に解決していくよう求めている。

また、青森県議会では、政府によるエネルギー・環境戦略の決定を受け、25日、特別委員会および議員説明会を開催している。


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