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廃炉、除染で協力を 日英対話 東京で初会合開催第1回日英原子力年次対話が4、5日の両日、東京の外務省で開催された。 同会議は、今年4月に来日したデービッド・キャメロン英国首相と、野田佳彦首相との首脳会談が行われ、日英両国首相による共同声明を発表した際、同共同声明の附属文書として取りまとめられた「日英民生用原子力協力の枠組み」によるもの。日英両国が、あらゆる民生用原子力活動における二国間協力を強化するため、高いレベルの年次対話を開始することが決定されたのを受け、第1回開催となった。 今回は、丸尾眞・外務省科学技術協力担当大使およびジョン・ベディントン英国政府首席科学顧問が共同議長を務め、日本側から外務省、経済産業省、環境省、原子力規制庁、文部科学省、国土交通省が、英国側からはビジネス・イノベーション・技能省、原子力規制庁、原子力廃止措置機構、エネルギー・気候変動省、外務省、国際原子力サービス、在京英国大使館の関係者が参加した。 席上、日本側から今後のエネルギー・環境政策、廃炉に関する政策、除染の進捗等について説明を行い、英国側からは、これらに関して英国の原子力政策や、知見・経験などの紹介があった。両国の参加者は、二国間の協力を継続していくことを確認した。 また、日英両国における規制当局の発足・改編を踏まえ、原子力安全・規制分野における両国の協力の可能性についても議論したほか、今後の原子力安全をはじめとする研究・開発の在り方に関しての意見交換も行われた。 同会合では、原子力安全・規制と廃炉・除染に関するワーキング・グループの設置が決まった。次回の会合は、2013年に英国で開催される予定だ。 |
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