[原子力産業新聞] 2012年10月11日 第2642号 ＜4面＞

原子力重要な役割果たし続ける　ＳＴＳフォーラム

科学技術をめぐる様々な課題について各国有識者で議論する国際会議「サイエンス・アンド・テクノロジー・イン・ソサエティー（ＳＴＳ）フォーラム」の第９回年次総会が７日から９日、国立京都国際会館で開催された。

初日には、天野之弥・国際原子力機関（ＩＡＥＡ）事務局長が「地球温暖化や資源問題を見据えて、世界はますます原子力を重視している」と強調した。田中真紀子・文部科学相は福島第一原子力発電所の事故収束に向け、「今後とも世界の力をお借りしたい」と述べた。

９日には、「原子力エネルギーは、多くの国々にとって当面の間重要な役割を果たし続ける。福島事故は安全が何より重要だと示した。核セキュリティーと核不拡散の取組みも非常に大事である」――などとする声明を発表し、閉会した。

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