今井隆吉氏死去

元軍縮会議日本代表部大使などを歴任した今井隆吉氏が10日、死去した。83歳だった。

通夜は12日、告別式は13日に、東京・中央区の聖ルカ礼拝堂で執り行われた。

今井氏は東京大学数学科を卒業した後、米ハーバード大学で政治学を学び、朝日新聞水戸支局の記者、日本原子力発電会社技術部長、さらにクウェート大使、メキシコ大使などを歴任。国際原子力機関事務局長選挙にも立候補し、選出されたハンス・ブリックス氏と争った。核不拡散、保障措置などに造詣が深かった。

旧日本原子力産業会議で顧問を長く務めた。


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