[原子力産業新聞] 2012年10月25日 第2644号 ＜1面＞

原子力防災会議が初会合　規制委発足踏まえ　省庁間の連携強化

平時の防災対策を推進する政府の「原子力防災会議」の初会合が１９日、首相官邸で開かれた（＝写真）。原子力規制委員会の発足を踏まえ新設されたもので、全閣僚で構成される。

議長を務める野田佳彦首相は冒頭、「安全神話に陥ることなく、万が一の事故等に至った場合をしっかりと想定し、各省庁の垣根を越えた防災体制を」と述べ、各省庁間の連携・協力の推進に加えて地域の防災対策の充実など、平時からの原子力防災について総合的な取組を進めたいとした。

この日の会合では原子力防災会議運営要領および原子力防災会議幹事会幹事の指名についての議論に続き、原子力災害対策指針の検討状況と方向性、原子力災害対策マニュアル、地域防災計画作成マニュアルの検討状況について報告された。

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