13年ミッション受入れも 大島規制委員 IAEAなど訪問

原子力規制委員会の大島賢三委員はこのほど、米国、フランス、英国の原子力規制機関、IAEA他を訪問し、同委員会新設の概要を紹介するとともに、今後の連携・協力のあり方について意見交換を行った。

米国NRCとの意見交換では、両国間の協力関係深化に向け、新たな枠組みを設けることで概ね合意、フランスASNでは、同国のストレステスト結果に関する説明を受け、いずれも今後、事務的協議等、調整を進めていくこととなった。

IAEAでは、天野事務局長らと会談し、緊急時対応、シビアアクシデント対策、人事交流の促進など、意見交換を行ったほか、総合規制サービス(IRRS)ミッションの日本への受け入れ、来夏の核セキュリティ閣僚会議への専門家派遣についても話し合われた。

帰国後の規制委員会会合で、大島委員は、IRRSミッション受け入れは、13年後半頃に可能性があるとしたほか、各訪問先とも、わが国の規制委員会発足に対する歓迎の意とともに、来る12月の福島閣僚会議参加への意向も感じ取ったとし、渡航の成果と、今後の海外規制機関との協力深化に対する期待を述べた。


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