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日立、英社買収終了 来年早々に 英企業と供給会議日立製作所は10月30日に発表した英国で原子力発電開発事業を展開しようと計画していたドイツ電力資本の原子力発電事業会社ホライズン・ニュークリア・パワー社の買収について、同ホライズン社の株主であるRWE社とE・ON社両社の各英国法人との間で、買収手続きを終了し全株式を取得した、と26日に発表した。 取得価格は約890億円。今後の同社の連結業績については、未定としている。 ホライズン社はすでに所有している英国西部海岸のアングルシー島ウィルファとサウスグロスターシャー州オールドベリーの2サイトに、130万kW級ABWRをそれぞれ2〜3基建設する計画だ。初号機は2020年代前半に運転開始をめざしている。 日立では今後、英国の包括的設計審査手続きに基づき、ABWR技術の認可を受けるため、英国原子力規制庁との協議に入る。ABWR技術は、世界で唯一運転されている先進原子炉技術で、米国はじめ数か国ですでに使用許可が下りており、日本でも4基が運転中だ。 本プロジェクトにおける最初の取り組みとして、日立は13年早々に原子力発電の建設に向けて、英国関連業者とのサプライチェーン会議を開催することにしている。 |
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