韓国原産と協力覚書を締結 英原産協会

英国原子力産業協会(NIA)は11月27日、英国と韓国の原子力産業界が今後一層密接な協力関係を築いていくことを目的に、韓国原子力産業会議(KAIF)と了解覚書(MOU)を締結したと発表した。

国内の古いガス炉をリプレースするために大規模な新設計画を推進している英国と、福島事故後も原子力をエネルギー政策の中心に据えている韓国が、これまでに積み重ねてきた原子炉の設計・建設・操業スキルに加えて、近年蓄積中の炉寿命延長や廃止措置に関わる経験で専門的知見を共有していくことになる。

NIAのK.パーカー理事長によると、英国は原子力技術のパイオニアであり、現在も世界の中心的役割を担っている。また、国内外の原子力規制を遵守しつつ、原子燃料サイクル全般に貢献可能な世界レベルの原子力供給チェーンを構築。こうした実績を背景に両国は今後、今回の覚書に従って原発関係の経験や核燃料に関する技術情報の交換を促進するとともに、学術研究でも協働していきたいとの抱負を述べた。


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