福建省の寧徳1が初併入 中国

中国広東核電集団有限公司(CGNPC)は12月28日、福建省の寧徳原子力発電所建設サイトで、1号機が初めて国内送電網に接続されたと発表した。

同炉は仏国のPWR技術に基づき国産化率の改善が続けられている「CPR」で、出力は108万kW。今後は政府から正式な営業運転許可を取得するため、フル出力による168時間連続試運転などの負荷試験を含む各種試験を行っていく。

寧徳原子力発電所の所有権はCGNPCが46%、大唐集団公司が44%、残りの10%は福建省能源集団公司が保有。2008年に着工した1、2号機は機器の国産化率が75%でプロジェクトの96.7%が完了した。10年に着工した3、4号機については、国産化率が85%に上昇する一方、工事進捗率は70.6%。15年末までには4基すべてが営業運転を開始できるよう、作業が進められている。


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