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ベレネ建設計画打ち切り決定 ブルガリア議会ブルガリア国営通信(BTA)によると、同国議会は2月27日、3時間に及んだ審議の末、114対40(棄権なし)で政府によるベレネ原子力発電所完成計画打ち切り決議を支持した。 100万kW級原子炉2基を建設するベレネ計画は前政権がロシアとの協力で進めていたが、中道右派の現政権が昨年3月に打ち切りを決議。前政権のブルガリア社会党は今年1月、同計画の復活をかけた国民投票の実施にこぎ着けたものの、投票率は法的拘束力を持つ60%に遠く及ばず、議会での再審議を約束する20%をわずかに上回ったに過ぎなかった。 現政権は米国系企業との協力で既存のコズロドイ原発に7号機を増設する案を検討していたが、昨年7月以来の電気代高騰に抗議するデモが連日発生したことを受け、ボリソフ首相は2月20日、内閣の総辞職を決定。社会党は7月の総選挙後に、新しい議会がベレネ計画を復活させることに望みをつないでいる。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |