妥協なく安全しっかり育む 東京電力

東京電力は事故から2年となる11日、福島復興本社で、廣瀬直己社長らによる訓示を行った。

廣瀬社長は冒頭、震災被災者への見舞いと事故により大変な苦労をかけていることを詫びた上で、社員らに対し、「われわれの取組の原点は福島にある」として、「できるだけたくさんの人に足を運んでもらい何ができるのかじっくり1人1人考えてもらいたい」と述べ、賠償、除染、廃炉の取組とともに、事故を教訓に、「妥協することなく安全をしっかり育んで欲しい」とも訓示し、「われわれだからこそできるという気概を持って、自身も先頭に立って頑張っていく」と決意を述べた。

また、復興本社代表を務める石崎芳行副社長は、「歴史に残る大事故の責任から逃れることはできない」としたほか、本社設置からの2か月半で県内40市町村を訪問した経験から、「事故の影響の深さ、広さ、複雑さは福島の地に来てみないと分からない」とも述べ、「福島の人たちに喜んでもらえるよう、われわれのできることをしっかりやっていくこと」などと訓示した。


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