再稼働問題で安倍首相答弁 衆院・予算委

衆議院予算委員会(山本有二委員長〈自由民主党〉、=写真)は5日、エネルギー、原子力発電に関する集中質疑で、安倍首相は、冷温停止中の福島第二原子力発電所の再稼働について、「安全性が確保されたとしても地元自治体の理解が得られなければ難しい」と述べ、容易ではないとの認識を示した。また自民党のマニフェストに掲げた通り、再稼働に関する可否判断を下すとする向こう3年間に、「国として様々な可能性を投入しエネルギーのベストミックスを構築していく」考えを強調した。

同じく民主党議員からの、「再稼働の判断は3年で可能か」との問いに対し、田中規制委員長が答弁に立ち、同委として再稼働の判断をする立場にはないとした上で、「科学的・技術的見地から安全性を確認する。予断を持って3年でということはいいにくい」と応えたほか、新しい規制基準の施行後、「事業者から申請が出てきたらできるだけ速やかに審査する」とも述べた。


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