熱中症対策で新防護服を発売 デュポン社ほか

デュポン・興研・アゼアスプロテックアライアンスは3月25日、防護服「クールブローウェアCB1」(=写真)を発売すると発表した。原子力発電所、アスベスト除去、感染症対策などの作業現場で着用されることを想定した。

過酷な作業現場で作業員を熱中症から守るため、送風ユニットやフィルター、専用のデュポン製の防護服を組合せ、首元から送風することで、防護服全体に空気を送込み、汗が蒸発する際の気化熱を利用し冷却効果を高めるよう設計。また送風により防護服内が適度に膨らむので防護服と肌が密着せず快適に作業ができる。防護服内を陽圧に維持し、防護性能もより一層高めた。通常前側にある着脱用ファスナーを後ろ側に変更したので防護服とマスクのフィット性能も格段に向上した。防護服着用中の熱中症対策では保冷剤の使用が一般的だが、冷却持続時間、重さ、冷却範囲が保冷剤周辺に限られることなどが問題点だった。


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