25コースの受講者を募集中 原電が公開研修

日本原子力発電の敦賀総合研修センター(=写真)が、13年度の「公開研修コース」を開講している。

同センターは、同社以外の技術者や学生なども対象に、机上研修と実習を組み合わせた体系的な研修を行うことを目的として、12年10月にオープンした施設で、現在、25コースの受講者を募集中だ。

この「公開研修コース」では、原子力発電に関する「安全文化」と「安全技術」を柱として、知識習得と技能向上を図るため、設備保全や放射線管理の基礎および原子力安全を学習する机上研修と、最新の解析ソフトを用いてプラント挙動を模擬するシミュレーター操作や主要機器類の分解点検等の実習とを組み合わせた計29のコースが用意されている。

これまで、「原子炉施設廃止措置コース」が特に人気を呼んでおり、受講者からは、「基本的なことからノウハウを学べた」、「事例による説明がよかった」などの好評が寄せられている。同コースは、廃止措置制度の概要・制度、放射能評価、廃棄物処理処分、解体撤去技術、施設視察等を通じ、体系的かつ体感的に学べるようになっている。「原子炉施設廃止措置コース」は、年度内2回実施予定で、いずれも現在募集中だ。

その他コースの概要や募集状況は、研修センターウェブサイト(http://www.japc.co.jp/tsuruga−training/)を参照。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで