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水素除去設備を設置へ 柏崎刈羽 原子炉建屋内に東京電力は11日、柏崎刈羽原子力発電所1、7号機に原子炉建屋水素処理設備(PAR)を設置すると発表した。福島第一事故を踏まえた炉心損傷後の影響緩和対策として施すもので、いずれも4月中にも着手し、6月頃に完了させる。 PARは、格納容器から原子炉建屋オペレーティングフロアに漏えいした水素を処理し、水素濃度を低減するもので、装置内に流入した水素分子・酸素分子がカートリッジ内の触媒により、水分子に再結合し、水素濃度を低減する。触媒により処理を行うため、電源を必要とせず爆発防止に有用だ。1号機に50台、7号機に56台の設置を予定している。 この他、柏崎刈羽発電所では、5〜7号機側で本体工事の既に完了している防潮堤(海抜15m)が、1〜4号機側で6月の完成を見込み約8割の進捗率、また、同社が3月にまとめた「原子力安全改革プラン」の具体化として、所内組織「原子力安全センター」が新たに設けられ、安全に関する俯瞰機能や直営技術力の強化を進めているところだ。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |