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低被ばくの工事用エレベータ 鹿島など福一むけ鹿島は22日、三成研機と東京電力と共同で、搭乗者の放射線防護性能を備えた工事用エレベータを開発したと発表した。災害復旧工事を進めている福島第一原子力発電所内工事に適用される予定。 開発した工事用エレベータは放射線下で作業を行う作業員の移動手段として、作業地盤から30メートル上部のフロアまでの昇降用に使用されるもので、鋼板で覆われたケージを採用することにより、搭乗者の被ばく量低減効果が実現できるという。具体的には原子炉建屋側の側面に厚さ16mmの鋼板を採用。その他の側面3面及び屋根、床は厚さ6mmの鋼板を採用することで、外部の雰囲気線量と比較してケージ内部は約50%の放射線量削減を目指した。昇降速度も高速型にして搭乗者の被ばく低減をはかる。 さらに、ユニット化されたエレベータシャフトをブロック状に組み上げる工法とし、組立時間の大幅な短縮を可能にした。積載荷重は700キログラム定員は10名。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |