浜岡、耐震安全を確保 中部電力 南海地震の推計に対応

中部電力は4月26日、内閣府が昨年3月に公表した南海トラフ巨大地震発生時の震度分布の推計結果を踏まえ浜岡原子力発電所の2号機から5号機は、見込まれる最大の揺れに耐震安全性が確保されると発表した。

同社は、今回廃止措置手続き中の1号機を除き、運転停止中の2〜5号機が、内閣府の推計の通り震度7の地震が発生した場合に、最大1900ガルの揺れが見込まれる5号機でも、原子炉建屋などの耐震性は確保されることを確認。2〜4号機については最大千ガル程度と評価した。

今後、新たな規制基準など踏まえて3〜5号機の施設全般対象に地震対策の計画をまとめ早期に着手する考え。

防波壁を含む津波対策は耐震性の精査や必要な設計見直しをはかるため対策の完了目標を「取水槽他の溢水対策」などの完工目標である2014年度末に見直した。


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