〈山地憲治・地球環境産業技術研究機構理事〉

「S+3E」(安全・安心、エネルギー安全保障、経済性、環境適合性)を実現するエネルギーミックスの構築は、正に挑戦といえる。この中で、一番難しいのは「安心」ではないか。福島発電所事故を経験し、原子力に対する人々の「安心」は、放射線のリスクと、過酷事故のリスクで、毀損されてしまった。原子力の選択肢を維持するためには、安全対策による信頼回復に加え、一層のリスクコミュニケーションが必要と思う。また、エネルギーシステムの観点からは、需要側資源の能動化が必要だ。


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