値上げ申請火力燃料費増で 北海道電力

北海道電力は4月24日、泊原子力発電所の長期停止による火力燃料費の大幅増などから、最大限の経営効率化を前提に、規制部門で約10%、自由化部門で約13%の電気料金値上げを国に申請した。9月からの実施を目指す。

値上げ申請に際し、同社は、大規模電源脱落時の影響が大きく、本州と系統が独立しているといった道内の電力供給体制の特徴、広大・積雪寒冷の地域特性から、需要家当たり供給設備が多大となっている現状をまず掲げた。原価算定では、13〜15年度を算定期間とし、泊1〜3号機がそれぞれ13年12月、14年1月、同6月に発電再開するものと想定しているが、原子力停止による火力燃料費増分は、最大限の効率化を織り込んでも吸収しきれないとしている。

電気料金の値上げ申請は、12年5月の東京電力から数え、今回の北海道電力で6社目となる。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで