3254億円に 原子力予算 13年度の総額で原子力委員会は9日、2013年度予算の原子力関係経費をとりまとめた。総額3254億円で対前年度比67億円の減額(2.0%減)となった。 一般会計が504億円で対前年度比30億円の減額(5.6%減)、エネルギー対策特別会計が2649億円で対前年度比38億円の増額(1.4%増)、復興特別会計は100億円で対前年度比75億円の減額(42.3%減)となっている。 省庁別に見ると、文部科学省が1687億円(10.4%減)、経済産業省が1510億円(10.6%増)等となっている。 一般会計では、内閣府が1.8億円(前年比0.2%増)、外務省はチェルノブイリ原発支援事業への支払いが終了したため、55億円と前年比21.3%の減額となっている。文部科学省は設備の減価償却による固定資産税等の減額や業務の合理化のため、日本原子力研究開発機構に必要な経費が減額したことなどにより、447億円と前年比3.3%の減額となっている。 特別会計では、エネルギー対策特別会計の電源立地対策が1412億円で前年比62億円の減額(4.2%減)となっている。電源利用対策は1237億円となっており、同99億円の増額(8.7%増)となっている。 電源立地対策では、原子力施設等防災対策等交付金が原子力規制委員会等へ移管したため97億円の減額、電源利用対策では、高速炉等の維持管理に必要な施設・設備の更新が終了したため日本原子力開発機構施設整備費が9億円の減額となっている。 文部科学省分の復興特別会計については102億円となっており、核融合研究開発事業及び量子ビーム関連事業や2012年度単年度形状の施設整備が完了したため、前年度当初予算比75億円の減額(42.3%減)となった。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |