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粒子線建設でロシアと協定締結 日立製作所日立製作所はこのほど、ロシアの医療・研究機関と粒子線設備建設にむけた協定を結んだ。ヨーロッパ医療センター(GEMC)およびブドケル核物理学研究所(BINP)との間で粒子線がん治療装置の建設を推進するための戦略的な協力関係を構築することに合意したもの。建設が有力視される2つのプロジェクトへの共同参画を皮切りに、ロシアの粒子線がん治療装置市場への本格的な参入をめざす。 高速に加速した陽子線や炭素線などの粒子線を腫瘍に照射する治療が、新しいがん治療法として注目を集め、がん患者数の割合が日本や欧米諸国と比べて高いロシアでは、がん治療設備の整備の一環として、多くの医療機関で粒子線がん治療装置の新設が計画されている。 日立は今回の協定で、主要設備の利用や技術開発を通じ、粒子線設備の性能・信頼性・安全性を向上することをめざす。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |