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SPEEDI拡充も 原子力機構が報告 大気・海洋動態の課題日本原子力研究開発機構は16日の原子力委員会で、福島第一原子力発電所事故に係る大気・海洋環境動態研究の現状について説明した。 説明のなかで同機構は、現在および今後の課題としては、(1)国外事故時における広域拡散シミュレーションによる日本への影響予測や緊急時モニタリング計画への情報提供など世界版SPEEDI(WSPEEDI)との連携(2)原子力施設から海洋に放出される放射性核種の移行・拡散予測などSPEEDIの海洋版の開発(3)現在実施中の茨城県沖の海底堆積物中の核種移行調査など海底土壌での放射性物質の移行挙動解明(4)3次元モデルを用いて線量推定に必要なデータを計算するなど、実生活で滞在時間の長い建屋内の線量推定に用いるデータの整備(5)土壌中放射性核種濃度から外部被ばく実効線量を評価するための線量換算係数を年齢ごとにまとめるなど、環境中核種に対する線量評価用データ整備――などの項目をあげた。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |