[原子力産業新聞] 2013年5月23日 第2671号 ＜2面＞

汚染水対策で要望書を提出　福島知事が経産相に

内堀雅雄・福島県副知事は１６日、佐藤雄平・福島県知事から茂木敏充・経産相に宛てた「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における地下水バイパスに関する要望書」を��原一郎・資源エネルギー庁長官に提出した。要望書では、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策について国が前面に立って安全性の確保に取り組むよう求めている。新たな風評被害を招くとの懸念に対し、国が県民に「放出する地下水」と「汚染水」の違いや海洋放出による環境への影響をわかりやすく丁寧に説明し理解を得るよう求めた。廃炉に向けた中長期ロードマップにおける汚染水全体の処理計画について、必要な見直しを速やかに行い、対策に万全を期してほしいとした。

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