東電、原子力安全監視室を設置 室長にクロフツ氏

東京電力は15日、取締役会直轄の内部規制組織である「原子力安全監視室」を新たに設置し、室長にジョン・クロフツ氏(元英国原子力公社安全・保証担当役員)を特命役員として選任することを決定した。

「原子力安全監視室」は、東京電力が3月に取りまとめた「福島原子力事故の総括および原子力安全改革プラン」で経営層への監視・支援強化策として盛り込まれていた対策のひとつ。取締役会の原子力安全に関するリスク管理強化を行うことにしている。

具体的には、国内外の原子力安全に関する最新の知見と経験を収集・分析するとともに、執行側から独立した第三者の立場から執行側の原子力事業の運営を評価し、取締役会に報告する。

また、社長および原子力部門に対して、安全意識の浸透状況や業務プロセス、安全文化の醸成活動などに関する直接的な監視・助言を行う。


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