J―PARC実験装置、放射性物質漏えい 34名が被ばく

日本原子力研究開発機構は29日、同日時点で茨城県東海村のJ―PARCで発生した作業者の被ばくについて34名と発表した。被ばくのおそれのある者を調べたもの。個人の最大実効線量は1.7mSv(2名)だった。

23日に同施設のハドロン実験装置での実験中に放射性物質が漏えいした。ハドロン実験施設において標的(金)に想定以上のビームが照射されて一部蒸発し生成された放射性物質により作業者が被ばくした。原子力規制委員会は27日に国際原子力事象評価尺度(INES)で「レベル1(逸脱)」とする暫定評価を公表した。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで