予断なく慎重審議を 敦賀破砕帯の評価 河瀬市長 規制委に意見書

河瀬一治・敦賀市長は4日、原子力規制委員会を訪問し、地元の日本原子力発電敦賀発電所に対する「活断層」評価結果について、今後の事業者による調査結果も踏まえ、「予断を持たず改めて慎重に審議」することを求める意見書を提出した。

敦賀発電所については、5月22日の規制委員会定例会合で、2号機原子炉建屋直下を通るD―1破砕帯が「耐震設計上考慮する活断層」との見解が示されたところ、これについて、今回意見書では、「わずか20分の審議」として、十分なデータを踏まえた慎重な審議が尽くされていないなどと非難している。その上で、同委に対し、事業者による追加調査を踏まえ、再度会合を持つとともに、より幅広い分野の専門家を参画させるなど、評価会合や調査のあり方に関しても抜本的改善を訴えている。


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