規制庁に新基準説明など要請 橋本茨城県知事

橋本昌・茨城県知事は7日、原子力規制委員会を訪れ、安全・防災対策に重点を置いた要請書を池田克彦規制庁長官に手渡した。原子力発電関係団体協議会の会長として国に対する要望事項を取りまとめたもので、7月から施行される新規制基準に関し、事故の原因を徹底的に究明し、得られた教訓・知見を総括した上で、国民に明確に説明するよう求めたほか、科学的・技術的根拠に基づいた敷地内の破砕帯評価、高経年化対策などを要望した。さらに、原子力防災に関し、各種マニュアルの提示、連携協力体制の整備が早急に図られるよう求めた。特に、橋本知事は、施設近隣の人口に鑑み、住民や物資の輸送体制、避難先の確保など、広域的避難も想定した具体的対策を強く訴えた。


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