Copyright (C) JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. (JAIF)
ここに掲載されている記事や写真などの無断転載はご遠慮ください。
学校・保育園、ほぼ終了 除染進捗状況調査 12年度末までの結果公表環境省は7日、放射性物質汚染対処特措法に基づき汚染状況重点調査地域に指定されている岩手県、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県下の市町村について、2013年3月末までの除染進捗状況調査の結果を公表した。 前回の2012年末の調査に比べ予定数が大幅に増加した結果、発注割合や実績割合が低下した施設もあるが、全体的に予定数、発注数、実績数のいずれも増加している。各市町村は、2011年度から13年度までの2年間、学校・保育園、公園等の子どもの生活環境に関連する除染を優先的に進めており、12年度末時点で高い実績割合を示し、予定している除染の終了に向けて順調に進められている。 また、住宅等の除染も進んでおり、実績割合は2割強であるものの実績数としては前回より大きく増加している。 学校・保育園等では除染予定の約1600の施設のうちほとんどが発注済みで、除染もほぼ終了している。公園・スポーツ施設の除染は予定されている約3400の施設のうち約8割が発注済みで、約8割の除染が終了。 住宅の除染は予定されている約14万戸のうち発注済みが約4割、除染終了は2割強。その他の施設の除染は、予定されている約4200のうち発注済みが約3割、除染終了は約3割。道路の除染は現在約4000kmが予定されており、うち発注済みが約3割、除染終了は約3割にとどまっている。 農地・牧草地は現在予定されている約15平方kmの除染のうち約6割が発注済みであり、約6割の除染が完了。森林は現在約2平方kmの除染が予定されているが、発注済みは一部にすぎない状況だ。 お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |